丸岡城
丸岡城 ‐福井県坂井市丸岡町‐
訪れた日:2013年5月
丸岡城は、1576年に柴田勝豊(柴田勝家)によって築城されたとされる。
天守は現存する最古の天守という説もあり、国の重要文化財に指定されている。
天守側面。
鉄砲穴(狭間)がたくさんある。
中央の格子の出窓は、石垣を登ってくる敵に石を投げ落とすための窓で石落としという。
天守の規模は大きいわけではないが、こうやって真下に立つと建物の古さも手伝って威厳を感じる。
天守一階。
写真などが展示されている。
ちなみに、天守と共通の入場券で見られる丸岡歴史資料館にも各種資料が展示されているようだが、この日は閉館ぎりぎりに到着したため残念ながら歴史資料館に入る時間はなかった。
天守の階段。
現代ではありえないほど急で階段というよりハシゴに近い。
女子供のことなどまったく考慮していない時代背景が伺えて、古城好きとしては嬉しいのだが、小さな子供を抱えての昇り降りはけっこう大変。
天守二階。
丸岡城天守は、初期望楼型という一階部分の平屋の上に小さい家を乗せたような作りになっているので、一階に比べるて二階はかなり狭くなる。
三階に行く階段もやっぱり急。
天守二階の破風内は小部屋のようになっている。
窓は多い。窓の脇にあるのは狭間(鉄砲穴)。
天守最上階。
三階が最上階。三階は二階より破風のぶんだけさらに狭く、四方に窓があるので室内は明るい。
最上階の天井。
よくあるコンクリートで再建された天守ではお目にかかることができない柱や梁たち。
天守最上階からの展望
天守自体はそれほど高くないが小高い山の上に建っているいるためかなり見晴らしが良い。
天守は1948年に地震で一度倒壊したが、1955年に倒壊材を組みなおして再建された。